Trout☆Bum III

フライフィッシング・カメラ(写真)・自転車etc・・・

想定外

 6月と10月は僕的にフライフィッシングが1番アツい。

 特に6月についてはドライフライ・・・とりわけ蝉を意識した釣りがスタートするメチャメチャ盛り上がる季節である。

 

 そんなわけで1日〜2日にかけて、東の湖まで。

 

 2日は仕事を終わらせ20時過ぎに自宅に帰り、準備をした後、21時30分に家を出た。

 総走行距離、約200㎞の道のり。ガスが凄くて視界不良+とんでもない数の鹿の群れご一行様にヒヤヒヤしながら峠も越えて、現地入りは2時過ぎ。途中、道の駅で足湯を堪能したり、マキさん(奥様ね)が買ってくれていた「おはぎ」なんかを美味しく頂きながら、林道の中、携帯の電波も微妙な山中で仮眠・・・しようと思ったら、目も冴えちゃってなんだか眠れず、そんな時を過ごしていると3時10分には空が白み始めちゃって・・・スタートです。笑

 

 で、今回の最大の恐怖がここからの約30分。

 ロッドを繋いだりウェーダーを履いたりと、外での作業がとにかく怖い。

 僕はこの辺りで過去3度ほどご対面をさせて頂いた。

 

 一度目は遠目に親子で水飲み場面。二度目は車で走行中に道を横切られ、三度目は腰まで湖に浸かっている僕の背後の林の中をかき分けるように歩いてこちらに来た時・・・三度目は流石にベアカウンターを腰から外し覚悟を決めたが、林の中を歩いてきた方も、僕の存在に気がついて方向転換してくれたので、万が一を避けられた過去がある・・・もちろん相手は熊である。

 

 そんな恐怖との戦いも、ロッドのコルク部分を握ると、なんだか和らぐから不思議である・・・なんの根拠も安全性も確立されていない、釣り人あるある自己暗示の類 笑

 

 とにかく、夜明けから1時間が勝負。ここを逃すと、次はいつ回遊してくるか(時には回遊してこない??)わからない状況に突入してしまう。

 

 湖面は散発ながらボイルを確認・・・まずは今季初のストリーマーを引っ張る。

何度かストリーマーの尻尾をかじられる感触の後、しっかりとのせることができ、40cmいかない位のアメマスをキャッチ。アメマスなら50cmを越えたのを写真に収めたいと思い、すぐにリリース。ついで20cm位のアメマスを追加したが、本命の虹鱒や、50cmを超えるアメマスの反応はなく・・・コイ科の猛攻に耐えながらも、ビッグワン濃厚な1時間は過ぎてしまった。

 

 予定ではこの1時間で良いヤツを写真に収め、後は風景写真なんかを撮りまくり、なんなら日帰り温泉も行っちゃう?的なツアーの予定だったが・・・その後、まさかの14時まで、ほとんど休憩も取らずにロッドを握っているという想定外な状況になってしまった。もちろん、その間も鱒族からの反応はなく、コイ科との戦いに明け暮れるという実り乏しい時間の経過。

 振り向けば、狐の親子が日向ぼっこに湖畔にいたり、空を見上げればかっちょいい猛禽類が羽ばたいていたり、周囲の山岳に霧がかかったり急に晴れ間が出たりと、写真撮影には楽しそうな状況そっちのけで(ま、X100Vしかないですけども・・・)頑張ったのに・・・

 

 帰り道、脇道で仮眠をとりながらなんとか無事に帰ってくることができた。

 

 

昨日のリベンジに今日は近隣の河川で‼︎・・・と思っていたが、筋肉痛で上がらない腕をさすりながら、悪天候のせいにして、今日は家にいよう・・・