実際はあと何歩だったかな
先週、1日中雨が降り続いた日があり、その影響で今週になっても水量の多い状況が続く。
もうそろそろ、今年度の後半戦に向けて川を歩きたいのだが、水流がキツくて、なかなか思うように歩けない。さらには時折吹き付ける強い風で、紅葉した葉が水面に落ち、フッキングと思いアワセを入れると葉っぱが釣れるというタフコンディション・・・
朝から入渓し、昼近くになり、寒さまでも追加された状況で、「そろそろ帰りたい・・」と思った気持ちを繋ぎ止めた1匹。久しぶりの40upに肩の荷が降りたのだけれど・・・
「まだここには居そうだな」とニンフを数等投げ込むと、ものすごい重みがロッドに加わり、先ほどの鱒が小さく見える程のヤツがフライを喰った。
良いトコロまで行ったハズだったが、首を振られた時に、フックの結び目からティペットが切れてしまった・・・
鱒も疲れた様子で、対岸のブロック脇に定位し、体力を回復させているようだったが、数分後には、もとの流れに帰っていった。
僕から見たらあと1歩だったかもしれないが、鱒にはまだ奥の手が何歩か残されていたのかもしれない。
釣れた時の達成感では満足してしまって向上心は芽生えないけど、悔しい思いをした後は、「次こそわ‼︎」ってメラメラする。
だから上手になるのかも。