くいしんぼう
10月最後の日は13℃まで上がり、好天に恵まれた。
こんな天気に休日が入っているなんて、ホント幸せ。
迷わずバンブーロッドを持って川へ向かう。
川は一昨日の雨で若干水位が上がってる。
この時期は若干の水位の変化で釣果が変わる。今日は・・・良さそう・・・
9時過ぎには入渓し、ポイントへ向かう。
まだ、落ち葉も流れるものの、葉をかわしながらライズしている鱒を確認。
#16のフローティングニンフを、ライズしているレーンに丁寧に乗せると虹鱒がグワっと浮いてきて、パックリ喰ってくる。帰ってきた竹の感触を確かめながらポイントより1mくらい上流から流すと、ソコってところから良いのが出てきて、リールを逆回転させながら下流のブッシュに潜り込みティペットからプツリと・・・
気を取り直し、5xの先にフローティングニンフを結び、さっきよりもタイトなポイントに打ち込む。
数投目にフライが対岸の木に絡まり、引っ張って見たが、ティペットが切れ、フライが水面に落ちて流れ始めた矢先、良いサイズの鱒が出てきてパックリ喰ってしまった。これでコイツは警戒して今日は出てこない。
時間の経過とともに虫が飛び始め、にわかにライズも増え始めた。
作戦変更。#16のパラシュートを結びポイントへ打ち込むと・・・ドバッと水飛沫が上がり、リールが逆回転。
さっきは慎重になりすぎたので、今回はロッドのバット部分に力を溜めてちょっとだけ強気に・・・
45cmのかっこいい雄。
ガッチリ刺さったフックを外し、川の流れに鱒を戻そうとすると・・・あれ?口から糸が出ている!?
口の中を見ると喉の奥の方にフライが刺さっている。場所が場所だけに、上手に外さないと傷がついてしまう。フォーセップを使って丁寧にフックを外すと・・・
ん?
これって、僕のフライにそっくり・・・ってか、これは僕が巻いたフライで間違いない‼︎
と、いうことは・・・
どうやら、先ほど木から落ちたフライを喰ったヤツが釣れてしまったらしい。
20数年フライフィッシングをしているが、こんな経験は初めて。
冬を越すために荒喰いの時期なのはわかりますが・・・
このほか、42cm、48cmを追加し、15時を迎え、ライズもほとんど見られなくなり終了。
なんとも楽しい1日でした。
シーズンはこれから‼︎ 笑
実際はあと何歩だったかな
先週、1日中雨が降り続いた日があり、その影響で今週になっても水量の多い状況が続く。
もうそろそろ、今年度の後半戦に向けて川を歩きたいのだが、水流がキツくて、なかなか思うように歩けない。さらには時折吹き付ける強い風で、紅葉した葉が水面に落ち、フッキングと思いアワセを入れると葉っぱが釣れるというタフコンディション・・・
朝から入渓し、昼近くになり、寒さまでも追加された状況で、「そろそろ帰りたい・・」と思った気持ちを繋ぎ止めた1匹。久しぶりの40upに肩の荷が降りたのだけれど・・・
「まだここには居そうだな」とニンフを数等投げ込むと、ものすごい重みがロッドに加わり、先ほどの鱒が小さく見える程のヤツがフライを喰った。
良いトコロまで行ったハズだったが、首を振られた時に、フックの結び目からティペットが切れてしまった・・・
鱒も疲れた様子で、対岸のブロック脇に定位し、体力を回復させているようだったが、数分後には、もとの流れに帰っていった。
僕から見たらあと1歩だったかもしれないが、鱒にはまだ奥の手が何歩か残されていたのかもしれない。
釣れた時の達成感では満足してしまって向上心は芽生えないけど、悔しい思いをした後は、「次こそわ‼︎」ってメラメラする。
だから上手になるのかも。
十勝鱒竿
昨年の11月頃。
明け方から怪しい空模様の下、黙々とライズを狙っていた。
さしたる釣果も上がらぬまま、ついに雨が降り始め、ロッドを片付けようとしたところ、手を滑らせてしまい、セカンドセクションのガイドを破損させてしまった。
このバンブーロッドのビルダーさんは十勝在住のため、修理等の対応を迅速に行ってくれる(土地柄だけではなく、連絡を入れた後の返信が恐ろしく早いのだ・・・まさしくプロの仕事だと思う・・・)
ただ、今ではバンブーロッドビルダーとして、世界的に超がつくほど有名な人になってしまった。
そんな多忙極める中、先日、修理を終えて戻ってきた。
落ち葉が落ち切った頃。
またこのロッドの出番となるだろう。
楽しみがまたひとつ復活。
そして次からはもっと丁寧に扱うよ。
友来たる
雨の多い北海道。
雨後の増水が落ち着く頃に再び雨・・・そんな状況が続く今年の十勝。
そんな中、友人と釣りに行く予定の日が近づく。
なかなか釣行に行く機会がないとボヤく友人に、貧果で帰させるワケには行かない‼︎・・・と理由をつけて、良さそうな川。ポイントを探して歩いた。
前日入りし、車中泊した友人と一緒に昨日、朝の4時30分からスタート。
「今年は川に立つのが2度目ですね。」
と、更なるプレッシャーを掛けてくる友人。
その割にキャストはキマっていて、良いポイントに#6のドライフライが入っていく。
9月の中旬に#6のドライフライもどうか?と思うけれども・・・
50upの虹を危なげもなくキャッチ。
笑顔ほころぶ友人と、大役果たせて安堵の私。
明日からまた天気が崩れる。
良いタイミングで遊べて良かった。
一撃
早いもので今日から7月。
近所の麦も黄色く色付き始める始末・・・
予定では6月中に良いサイズを1本出しているハズだったが、自然を相手に簡単ではないのである。
貴重な平日休みの本日だが、先日降った大雨のせいで、どこの河川も増水&濁り。目星を付けている比較的雨に強い河川に向かって車を走らせる。
到着すると辺りはしっかり明るくなっており、持ってきたヘッドライトの出番はなし 笑
予定通り、この河川は濁っておらず。ちょっとだけ水位の上がっている状況が、プラスに転じる気がして・・・
ポイントに#6のカディスを打ち込みながら上流を目指すが反応がない。
いつもなら何かしらの反応があるはずのポイントを、フライを乾かしながら眺めていると「ドバッ‼︎」とライズ・・・
上流に回り込み、ライズしたであろう周辺に、フライを打ち込みメンディングをかけて丁寧に流し込むこと数投目・・・
「ゴボっ‼︎」
フライに出たソイツは流れに乗って一気に下流に降り、対岸の倒木に潜り込み、さらにはそのまま下流に走り、もう無理かと思ったが、ダメもとで倒木に手をかけると・・・動いた‼︎ そのまま倒木を引っこ抜き、一進一退の攻防を繰り広げ・・・なんとかネットイン‼︎
何度メジャーをあてても、60cmには1cm届かず・・・
まぁでもね。
充分過ぎる釣果‼︎
その後、ニンフに切り替えて45cmのニジマスを追加。
とりあえず今年も安泰 笑
2022 Great Fishing(ファーストステージ)
佐藤家の恒例行事。
然別湖Great Fishingにマキさんと二人で参加してきました。
年間50日しか解禁しない湖。
遊魚料もそれなりにするし、かといって絶対に釣れる保証もないこの湖での釣り。
だけども、毎回、参加したくなるんだな 笑
実は昨日来たのですが、風速7mのおかげでボートを漕ぐのが大変そう。さらに入れるポイントも制限され、ちょっと満足できなさそうだったので、明日、出直すことにした。家から1時間かからないで行けるからこその芸当である 笑
そんなファーストステージ最終日の本日。頭のてっぺんからつま先まで、高価な装備を身に纏ったガチな面々20人程と一緒に注意事項を聞く。聞いてるうちに、雲行きが怪しくなり、ポツリポツリ・・・その数分後にはガッツリ振り始める始末・・・佐藤家は30分、車中で雨宿り。もちろんガチ勢は、雨も気にせず意気揚々と船出・・・凄い根性 汗
雨も止み、佐藤家も遅ればせながら出航。
然別湖といえばココにしかいない(一応)ミヤベイワナを目的に道外から沢山の方々が釣りに来るのですが、佐藤家はニジマス狙いなので、ファーストステージは後半の水温16℃位を目標に狙ってきます。16℃位になるとニジマスが上を向き始めるので、#6のドライの釣りが熱いんです。
ココでは僕はほとんど竿を振ることなく、オールを握ってボートを操舵するのみ。
「そこにフライを落としたい‼︎」ってトコロには、マキさんが上手に落としてくれます。そして鱒も釣ってくれるので、自分も釣ったような気分になり、ホントに振らなくても楽しめるんですね(振らなくても遊魚料はかかりますが 汗)
スタートから30cm後半のニジマスを数匹キャッチしたが、40cm台が出ない。
今日は時間の経過と共に風も強くなり、午後からは昨日と同じ風速7mの予報。
なんとか午前中のうちに40cm以上をキャッチしたく、湖の上をウロウロ・・・水通しの良さそうな場所を探しながら、ポイントに丁寧にドライフライを落としていくと・・・音もなくフライが吸い込まれ、マキさんが合わせを入れると、とんでもないくらいロッドが曲がり、リールの逆転音・・・数分間の格闘の末、最後はマキさん自らネットイン‼︎
53cmのニジマス。
久しぶりの50up‼︎
これは嬉しい‼︎
この後も30台後半を2匹くらい追加して、風が強くなってきたので14時に終了。
帰り際に、然別湖を見ながら足湯を堪能 笑
毎回、GreatFishingのHPに本日の最大が掲載されるが、14時の段階ではマキさんがその人らしい 笑
次はセカンドステージにお邪魔します。